“ふつかよい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宿酔93.9%
二日酔2.0%
宿酲2.0%
宿醉2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いつづけの宿酔ふつかよいてえわけですかい、そいつあいいが、待てよ、待て待て待てと、——この銀をこうひいて、こうひいてからどうする」
おれの女房 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
彼は二日酔ふつかよいの眼と頭をもって、かいこの糸をくようにそれからそれへと出てくるこの記念かたみかず見つめていたが、しまいには眼先にただようふわふわした夢の蒼蠅うるささにえなくなった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
七種ななくさの日に飲み過ぎて、宿酲ふつかよい未ださめやらぬ結果、薺粥をもう一度くことを家人に命じた、というのである。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
宿醉ふつかよいも醒めて、萬次郎もさすがに閉口した樣子です。