“しゅくすい”の漢字の書き方と例文
語句割合
宿酔100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともかくも、城の内外を疎略のないようにしておかなければならないというのが、新年の宿酔しゅくすいの覚めないうちから、急に支配以下が働き出した理由なのであります。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
小生が只今宿酔しゅくすいから醒めまして、死期の近い事を覚悟致しております気持ちの、異様に澄み切った遥か遥か彼方に、その嬢次の姿が立っておりまして、まだ見ぬ父母を恋い慕いつつ
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
葉子はいつものとおり知らんふりをしながら、そこらに散らばっている手紙の差し出し人の名前に鋭い観察を与えるのだった。倉地は宿酔しゅくすいを不快がって頭をたたきながら寝床から半身を起こすと
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)