“戀敵”のいろいろな読み方と例文
新字:恋敵
読み方割合
こひがたき50.0%
ライバル50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「市ヶ谷柳町の菊屋のせがれ彦太郎といふのが影法師が怖くて、月夜の晩などは、外へも出られないといふから可哀さうな話ぢやありませんか。あつしなんかは戀敵こひがたきが多いから、怖いのは闇夜の晩だけで、へツ」
こんな戀敵ライバルの爲めに私を裏切るやうな女なら爭ひ甲斐もない。輕蔑してやりさへすれば、それでいゝのです。だが、それにしても私よりは増しですよ、私と來ては其奴にだまされてゐたんですからね。