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苦
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いぢ
ふりがな文庫
“
苦
(
いぢ
)” の例文
全くは私に御飽きなされたので
此樣
(
かう
)
もしたら出てゆくか、
彼樣
(
あゝ
)
もしたら離縁をと言ひ出すかと
苦
(
いぢ
)
めて苦めて苦め拔くので御座りましよ、御父樣も御母樣も私の性分は御存じ
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
どうでせう、省吾の奴も君の御厄介に成つてるが、
彼様
(
あん
)
な風で物に成りませうか。もう
少許
(
すこし
)
活溌だと好いがねえ。どうも女のやうな気分の奴で、泣易くて困る。
平素
(
しよツちゆう
)
弟に
苦
(
いぢ
)
められ通しだ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
全くは私に御飽きなされたのでこうもしたら出てゆくか、ああもしたら離縁をと言ひ出すかと
苦
(
いぢ
)
めて苦めて苦め抜くので御座りましよ、御父様も御母様も
私
(
わたし
)
の性分は御存じ
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
全
(
まつた
)
くは
私
(
わたし
)
に
御飽
(
おあ
)
きなされたので
此樣
(
こう
)
もしたら
出
(
で
)
てゆくか、
彼樣
(
あゝ
)
もしたら
離縁
(
りゑん
)
をと
言
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
すかと
苦
(
いぢ
)
めて
苦
(
いぢ
)
めて
苦
(
いぢ
)
め
拔
(
ぬ
)
くので
御座
(
ござ
)
りましよ、
御父樣
(
おとつさん
)
も
御母樣
(
おつかさん
)
も
私
(
わたし
)
の
性分
(
せうぶん
)
は
御存
(
ごぞん
)
じ
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“苦”の意味
《名詞》
(ク)苦しいこと、辛いこと
(出典:Wiktionary)
“苦(苦(仏教))”の解説
仏教における苦(く、pi: dukkha、sa: दुःख, duḥkha、蔵: )とは、苦しみや悩み、精神や肉体を悩ませる状態を指す。対義語は楽。
仏教は無常、苦、無我の3つで三相を形成する。四諦の4つすべては苦に関する真理である。仏教は、この苦の滅尽をめざす学問体系である。
(出典:Wikipedia)
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
“苦”を含む語句
苦力
苦笑
苦悩
苦悶
苦痛
辛苦
苦情
苦慮
苦患
苦勞
心苦
苦汁
困苦
労苦
苦衷
滅茶苦茶
苦味
苦行
苦役
苦難
...