“苦役”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くえき80.0%
こきつか10.0%
しごと10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれらはその工事の苦役くえきに堪えかねて、同盟脱走してこの山中に逃げ籠ったが、歳久しゅうして死なず、遂にかかる怪物となったのであって
お前なんざ、真実ほんとうに苦労というものをして見ねえんだから駄目だ。おれなんざ、なんしろ十四の時から新川へ奉公して、十一年間苦役こきつかわれて来たんだ。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
苦役しごとから解放された、その間らくにしていられる日をすこし送るのだ。その束の間の愉楽たのしみが前から待たれるのだったのだ。
その人 (新字新仮名) / 小山清(著)