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苦役
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くえき
ふりがな文庫
“
苦役
(
くえき
)” の例文
かれらはその工事の
苦役
(
くえき
)
に堪えかねて、同盟脱走してこの山中に逃げ籠ったが、歳久しゅうして死なず、遂にかかる怪物となったのであって
中国怪奇小説集:16 子不語(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
働きは並々ならぬ汗を伴ったとしても、それは
苦役
(
くえき
)
とのみは申されません。「労働は苦痛なり」という前提は、手仕事の場合には
強
(
あなが
)
ち当てはまりません。
益子の絵土瓶
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
身代
(
みのしろ
)
金を払えばよし、払わぬ時にはあるいは殺し、または生かして土工となし、
苦役
(
くえき
)
に
従
(
つ
)
かせるという事じゃ。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
わしはあの牛を盗んだから、三箇月も
苦役
(
くえき
)
をして来たのでせう。して見ればあの牛はわしのものです。
貝殻
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
一年の間赤い
筒袖
(
つゝっぽ
)
を着て
苦役
(
くえき
)
をする事は
素
(
もと
)
より承知の上だが、何も二人で枕を並べて寝てえた訳じゃアなし、
交際酒
(
つきええざけ
)
を一盃飲んで居ただけで、何も証拠の無え事を間男
呼
(
よば
)
わりを
為
(
し
)
やアがッて
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
又
強
(
し
)
ひられし
苦役
(
くえき
)
はわが身の
中
(
うち
)
に返り来る。
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
苦役
(
くえき
)
を果した後のような気持であった。
泥濘
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
氷雪
(
ひょうせつ
)
の
苦役
(
くえき
)
も九死に一生を
得
(
え
)
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“苦役”の意味
《名詞》
苦役(くえき)
苦しい労働。
懲役。徒刑。
(出典:Wiktionary)
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
役
常用漢字
小3
部首:⼻
7画
“苦役”で始まる語句
苦役場