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『父の帰宅』
ふりがな文庫
『
父の帰宅
(
ちちのきたく
)
』
「あれ誰だか、兄さんは知つとるの!」 「知らん!」 「ちよつとそこ覗いて来ると分るわ。」 小学校から帰つて来た兄と妹である。部屋一つ隔てた奥の座敷を、兄の孝一は気味わるさうにそつと覗きに行つた。 「分つた?」 賢こい眼を輝かせて、みよ子は微 …
著者
小寺菊子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文章世界」1910(明治43)年4月号
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約22分(500文字/分)
朗読目安時間
約36分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
苛
(
せ
)
憤
(
いきどう
)
萎
(
いぢ
)
健康
(
ぢやうぶ
)
萎
(
しほ
)
微笑
(
ほゝゑみ
)
突張
(
つゝぱ
)
係
(
かゝは
)
出
(
いで
)
此方
(
こつち
)
幼心
(
おさなこごろ
)
下
(
お
)
脆弱
(
ひよわ
)
帰宅
(
かへ
)
噛
(
かぢ
)
聳
(
そびや
)
疾
(
とう
)
私語
(
さゝや
)
暁方
(
あけかた
)
昨日
(
きのふ
)
明日
(
あした
)
魂
(
たま
)
筒
(
つゝ
)
提灯
(
ちやうちん
)
為様
(
しやう
)
憧憬
(
あこがれ
)
窃
(
ひそか
)
額
(
ひたひ
)
呆気
(
あつけ
)
咄嗟
(
とつさ
)
閉
(
と
)
外方
(
そつぽ
)
去
(
い
)
幼
(
をさな
)
引張
(
ひつぱ
)
引浚
(
ひきさら
)
彳
(
たゝず
)
躍
(
をど
)
悪戯
(
わるさ
)
祖母
(
ばあ
)
頭脳
(
あたま
)
窶
(
やつ
)
筈
(
はず
)
枇杷
(
びわ
)
紙片
(
かみきれ
)
附穂
(
つきほ
)
鎖
(
とざ
)
這入
(
はい
)
迚
(
とて
)
豪
(
えら
)
裸体
(
はだか
)
拗
(
す
)
伜
(
せがれ
)
位
(
くらゐ
)
午
(
ひる
)
和
(
なご
)
咽
(
むせ
)
大分
(
だいぶ
)
宥
(
なだ
)
家
(
うち
)
後悔
(
こうかい
)
後暗
(
うしろぐら
)
恍
(
とぼ
)
惑
(
まど
)
眸
(
ひとみ
)
敵
(
かたき
)
新
(
あらた
)
果敢
(
はか
)
涙含
(
なみだぐ
)
灯影
(
ほかげ
)
然
(
しか
)
瑪瑙
(
めのう
)
疳
(
かん
)
白毛
(
しらが
)
白髪
(
しらが
)
皆
(
みんな
)