“いきどお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
98.0%
1.5%
忿0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、唇を噛んでいきどおりをもらしかけたが、ふと一方にたたずんでいる蔡和、蔡仲のふたりを、じろと眼の隅から見て、急に口をつぐみ
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
范邸はんたい浚儀しゅんぎの令たり。二人絹を市にさしはさみ互いに争う。令これを両断し各〻一半をわかちて去らしめ、後人を遣わしてひそかにこれを察せしむ。一人は喜び、一人はいきどおる色あり。
不正不義に対する烈火のような忿いきどおりだけはなまなましく、するどく彼の心を突き刺した。
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)