“いきどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生胴50.0%
活胴33.3%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まゆはあがり、髪はみだれ、気息はあらく炎のよう——手には幾多の生胴いきどうをかけた血あぶらのうく直刃すぐはの一刀。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その時分、甚内は人の活胴いきどうを試みたく、ひそかに柳原の土手へ出て、往来の人を一刀に斬り倒していたが、或る時、飛脚を斬って金を奪ってから、ついに辻斬が盗賊にまで進んだ。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
狭い町の取沙汰が思ひやられ、少年は眼の色かへていきどうつてゐるのだつた。
父の帰宅 (新字旧仮名) / 小寺菊子(著)