“いきどほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
95.8%
2.1%
2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、靜子が次の間へ立つた時、『どうだ、仲々いだらう?』と低い聲で言つたのが襖越しに聞こえた。靜子は心にいきどほつてゐた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
みよ、蒼穹の いきどほりを
秋の瞳 (新字旧仮名) / 八木重吉(著)
但しそのあまり色美いろよきが、又さるきはには相応ふさはしからずも覚えて、こはつひに一題のうるはしなぞを彼に与ふるに過ぎざりき。鴫沢の翁は貫一の冷遇ぶあしらひいきどほるをも忘れて、このなぞの為に苦められつつ病院を辞し去れり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)