“いから”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汝等が執持とりもち致せしも同前なりしかるに九助は其等の儀をいからずして速かに離別に及び父が遺言ゆゐごんおもんじ不埓ふらちの伯父女房等に大切たいせつの金子を配分はいぶんいたし遣たるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
けれど其古風な門は依然たる昔のまゝで、自分は小倉こくら古袴ふるばかまの短いのを着、肩をいからして、得々とく/\として其門に入つて行つたと思ふと、言ふに言はれぬなつかしい心地がして
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
以て江戸表へ注進ちうしんなしなほまた其身も立歸りてくはしく申立てければ大守たいしゆよりは公儀へ御屆けの上死骸は引取られしが大守は大いにいかられ武士たる者一太刀もあはせず殺されて用金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
出さばせぬぞといからしけるを大岡殿おほをかどの粂之進くめのしんむかはれかれ拙者せつしやたづね仔細しさいあつて呼出せしなりけつしてかまふまじ如何いかに七すけ有樣に申せと云れければ七すけは夫見ろといふ面色にて粂之進くめのしん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「何を。」とまなこいからして、はたと卓子テエブルを打てば、三郎は自若として
金時計 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)