“いかる”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イカル
語句割合
斑鳩66.7%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あのあしいろあかくて、はねあをはいつた斑鳩いかるも、ほか小鳥ことりなかにまじつて、きな榎木えのきべにました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
私が裏の稻荷側いなりわき巴旦杏はたんきやうの樹などに上つて居ると、お文さんはその下へ來てあの葉を探しに草叢の間を歩き𢌞りました。斑鳩いかるが來て鋭い聲で鳴いた竹藪の横は、私達がよく遊び𢌞つた場所です。
是れ女子第一のつとめ也。夫の教訓有らば其おおせそむくべからず。疑敷うたがわしきことは夫に問ふて其下知げぢに随ふべし。夫問事とうことあらば正しく答べし。其返答おろそかなるは無礼也。夫若し腹立はらだちいかるときは恐れてしたがうべし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それいかりののしりやまざれば約々せわ/\しく腹立はらたつことおおくして家の内静ならず。悪しき事あらば折々言教いいおしえて誤をなおすべし。少のあやまちこらえいかるべからず、心の内にはあわれみほかには行規を堅くおしえて怠らぬ様に使ふべし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)