“おこっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時に何とも云われぬ恐ろしい事がおこった、と云うのは神奈川奉行組頭、今で云えば次官と云うような役で、脇屋卯三郎わきやうさぶろうと云う人があった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
貧よりおこって百万の富を積み、を養いを慰め、大慈善の功績を挙げんか、休言いうをやめよ、基督教に世の快楽なしと、この希望この計画——ああ実に余は余の生涯の短きを歎ぜり、事業、事業
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
明治十四年の政変この事につい一寸ちょいと語りますが、明治十四年の頃、日本の政治社会に大騒動がおこって、私の身にも大笑いな珍事が出来ました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
所がその後幕府はなか/\な混雑、又亜米利加にも南北戦争と云う内乱がおこったと云うようなわけで、その後一向便りもない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
おこっちゃけないことよ」と客の少女はきまり悪るそうに笑って言出し兼ねている。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
イヤ/\気楽な所ではない、僕は命掛けだ。君達は戦うとも和睦しようとも勝手にしなさい、僕は始まると即刻そっこくげて行くのだからといったら、加藤がプリ/\おこって居たことがあります。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)