おこっ)” の例文
その時に何とも云われぬ恐ろしい事がおこった、と云うのは神奈川奉行組頭、今で云えば次官と云うような役で、脇屋卯三郎わきやうさぶろうと云う人があった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
貧よりおこって百万の富を積み、を養いを慰め、大慈善の功績を挙げんか、休言いうをやめよ、基督教に世の快楽なしと、この希望この計画——ああ実に余は余の生涯の短きを歎ぜり、事業、事業
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
明治十四年の政変この事につい一寸ちょいと語りますが、明治十四年の頃、日本の政治社会に大騒動がおこって、私の身にも大笑いな珍事が出来ました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
所がその後幕府はなか/\な混雑、又亜米利加にも南北戦争と云う内乱がおこったと云うようなわけで、その後一向便りもない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)