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憤
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いきどほ
ふりがな文庫
“
憤
(
いきどほ
)” の例文
後世
(
こうせい
)
地上
(
ちじやう
)
に
來
(
きた
)
るべき
善美
(
ぜんび
)
なる
生活
(
せいくわつ
)
のこと、
自分
(
じぶん
)
をして一
分
(
ぷん
)
毎
(
ごと
)
にも
壓制者
(
あつせいしや
)
の
殘忍
(
ざんにん
)
、
愚鈍
(
ぐどん
)
を
憤
(
いきどほ
)
らしむる
所
(
ところ
)
の、
窓
(
まど
)
の
鐵格子
(
てつがうし
)
のことなどである。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
そして、靜子が次の間へ立つた時、『
怎
(
どう
)
だ、仲々
美
(
い
)
いだらう?』と低い聲で言つたのが襖越しに聞こえた。靜子は心に
憤
(
いきどほ
)
つてゐた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
お喜多の父親に對する怨みとも
憤
(
いきどほ
)
りとも、親しさとも憎さともつかぬ不思議な心持に惱んで居る文次郎は何んと言つて宜いか迷つた樣子です。
銭形平次捕物控:145 蜘蛛の巣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
罰
(
ばつ
)
する時は
士
(
し
)
以て
徒
(
と
)
たるべし一夫
憤
(
いきどほ
)
りを
含
(
ふく
)
めば三年雨降ずと云
先哲
(
せんてつ
)
の語あり百姓は國の寶人の命は千萬金にも
換難
(
かへがた
)
し然るを
正直
(
しやうぢき
)
篤實
(
とくじつ
)
なる九助を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
荘田の、思ひ出す
丈
(
だけ
)
でも、
憤
(
いきどほ
)
ろしい面影も、だん/\思ひ出す回数が、少くなつた。鷲鼻の男の顔などは、もう何時の間にか、忘れてしまつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
水島はきつと友達甲斐がないことを
憤
(
いきどほ
)
り、狼のやうな血走つた眼となり、長い間の交友関係も粉砕され、牙を鳴らして襲ひかゝつて来るであらう。
塩を撒く
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
さるにても、
按摩
(
あんま
)
の
笛
(
ふえ
)
の
杜鵑
(
ほとゝぎす
)
に、
拔
(
ぬ
)
かしもすべき
腰
(
こし
)
を、
娘
(
むすめ
)
の
色
(
いろ
)
に
落
(
お
)
ちようとした。
私
(
わたし
)
は
羞
(
は
)
ぢ
且
(
か
)
つ
自
(
みづか
)
ら
憤
(
いきどほ
)
つて
酒
(
さけ
)
を
煽
(
あふ
)
つた。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
それから良平が陸軍大學の豫備試驗に及第しながら都合上後𢌞はしにされたを
憤
(
いきどほ
)
つて、硝子窓を打破つたと云ふ、最後に住むだ官舍の前を通つた。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
かく
清
(
いさぎよ
)
きものの、いかなれば
愚昧
(
ぐまい
)
六四
貪酷
(
どんこう
)
の人にのみ
集
(
つど
)
ふべきやうなし。
今夜
(
こよひ
)
此の
憤
(
いきどほ
)
りを吐きて
年来
(
としごろ
)
のこころやりをなし侍る事の
喜
(
うれ
)
しさよといふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
旅から帰つて来てこの出来ごとを耳にした丁蘭は、腹の底から
憤
(
いきどほ
)
つた。彼はその足ですぐに隣家に躍り込んでそこに居合せた
主人
(
あるじ
)
をさし殺してしまつた。
茶話:11 昭和五(一九三〇)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
されば傘張の翁は火のやうに
憤
(
いきどほ
)
つて、即刻伴天連のもとへ委細を訴へに参つた。かうなる上は「ろおれんぞ」も、かつふつ云ひ訳の致しやうがござない。
奉教人の死
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
左樣
(
さう
)
であらう、
校内
(
かうない
)
一
(
いち
)
の
人
(
ひと
)
だとお
前
(
まへ
)
も
常
(
つね
)
に
褒
(
ほ
)
めたではないか、
其人
(
そのひと
)
であるから
決
(
けつ
)
してお
前
(
まへ
)
を
恨
(
うら
)
んで
死
(
し
)
ぬ、
其樣
(
そん
)
な
事
(
こと
)
はある
筈
(
はず
)
がない、
憤
(
いきどほ
)
りは
世間
(
せけん
)
に
對
(
たい
)
してなので
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
あゝ、世の無情を
憤
(
いきどほ
)
る先輩の
心地
(
こゝろもち
)
と、世に随へと教へる父の心地と——その二人の相違は
奈何
(
どんな
)
であらう。斯う考へて、丑松は自分の行く
道路
(
みち
)
に迷つたのである。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
晴着
(
はれぎ
)
の
場所
(
ばしよ
)
へは
向
(
む
)
かない。これは
彼
(
かれ
)
を
蔑
(
さげす
)
み、
彼
(
かれ
)
はこれを
憤
(
いきどほ
)
る。こんなことが、一
體
(
たい
)
あつてよいものか
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
平生
(
へいぜい
)
跛
(
ちんば
)
で
充分
(
じゆうぶん
)
に
足
(
あし
)
を
組
(
く
)
む
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
ないのを
憤
(
いきどほ
)
つて、
死
(
し
)
ぬ
間際
(
まぎは
)
に、
今日
(
けふ
)
こそ
己
(
おれ
)
の
意
(
い
)
の
如
(
ごと
)
くにして
見
(
み
)
せると
云
(
い
)
ひながら、
惡
(
わる
)
い
方
(
はう
)
の
足
(
あし
)
を
無理
(
むり
)
に
折
(
を
)
つぺしよつて、
結跏
(
けつか
)
したため
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
この何者かの非常に横柄な口調は、
其奴
(
そいつ
)
が闇で覆面して居るからだと思ふと、彼は非常に
憤
(
いきどほ
)
ろしかつた。彼はいきなり其処にあつた杖をとると、傘もささずに道の方へ飛び出した。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
保雄は
却
(
かへ
)
つて其の連中の独立し得るに至つた事を喜んで別段
憤
(
いきどほ
)
る色も見せ無かつた。
執達吏
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
安芸はこれを
憤
(
いきどほ
)
つて、十一年に死を決して江戸に上つて訴へることになつた。
椙原品
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
佐保子
(
さほこ
)
が私を敵視するやうになり、この間まで
僕婢
(
ぼくひ
)
のやうであつた兄弟達が物とも思はなくなつたのに、
憤
(
いきどほ
)
つてます/\横道へ
捩
(
ねじ
)
れて行つたのも、その時には是非もないことだつたのです。
遺書
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
今日の
午後
(
ひるすぎ
)
私の出て行つた
後
(
あと
)
に、かの待合の主婦が訪ねて來て、一時の不屆を
憤
(
いきどほ
)
つて、妾宅から追出しはしたものゝ、辛抱する氣さへあれば元通りに圍つてやらうと云ふ先方の意志を傳へ
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
「
汝
(
わ
)
りや
何時
(
いつ
)
でもさうだ、ぐづ/\してやがつて」
勘次
(
かんじ
)
は
猶
(
なほ
)
も
憤
(
いきどほ
)
つていつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
いや、重たい、
首
(
くび
)
の骨が折れて了ひさうだ。ところで
是
(
こ
)
ればかりじやない、其處ら中に眼に見えぬ
針
(
はり
)
があつて、始終俺をつついて、
燥
(
いら
)
つかせたり、
憤
(
いきどほ
)
らせたり、悶々させたり、
欝
(
ふさ
)
がせたりする。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
虞舜
(
ぐしゆん
)
の
孳孳
(
じじ
)
として善を爲し、大
禹
(
う
)
の日に孜孜せんことを思ひ、
成湯
(
せいたう
)
の
苟
(
まこと
)
に日に新にせる、文王の
遑
(
いとま
)
あき
暇
(
いとま
)
あらざる、
周
(
しう
)
公の
坐
(
ざ
)
して以て
旦
(
たん
)
を
待
(
ま
)
つ、孔子の
憤
(
いきどほ
)
りを發して食を忘るゝ如きは、皆是なり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
その人間の心で、虎としての己の殘虐な行のあとを見、己の運命をふりかへる時が、最も情なく、恐しく、
憤
(
いきどほ
)
ろしい。しかし、その、人間にかへる數時間も、日を經るに從つて次第に短くなつて行く。
山月記
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
素
(
もと
)
より彼を信ずればこそ
此
(
この
)
百年の生命をも
任
(
まか
)
したるなれ、
斯
(
か
)
くまで事を分けられて、
尚
(
な
)
ほしも
开
(
そ
)
は偽りならん、
一時
(
いちじ
)
遁
(
のが
)
れの間に合せならんなど、疑ふべき
妾
(
せふ
)
にはあらず、他日両親の
憤
(
いきどほ
)
りを受くるとも
母となる
(新字旧仮名)
/
福田英子
(著)
何事の侮辱を
憤
(
いきどほ
)
る價値も自分にはありさうでなかつた。
仮面
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
事はてむ
憤
(
いきどほ
)
らくも
現
(
うつつ
)
なり父母よ見よこは
正眼
(
まさめ
)
なり
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
留めて汝返さねばすべての神は
憤
(
いきどほ
)
る、 135
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
義雄は
憤
(
いきどほ
)
らないではゐられなかつた。
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
しかすがになほ
憤
(
いきどほ
)
り
忌々しき「死」の大君は
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
そして、静子が次の間へ立つた時、『
怎
(
どう
)
だ、仲々
美
(
い
)
いだらう?』と低い声で言つたのが襖越しに聞こえた。静子は心に
憤
(
いきどほ
)
つてゐた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
水島はきつと友達甲斐がないことを
憤
(
いきどほ
)
り、狼のやうな血走つた眼となり、長い間の交友関係も粉砕され、牙を鳴らして襲ひかゝつて来るであらう。
小熊秀雄全集-15:小説
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
わがまゝのやうだけれど、
銀杏返
(
いてふがへし
)
や
圓髷
(
まるまげ
)
は
不可
(
いけな
)
い。「だらしはないぜ、
馬鹿
(
ばか
)
にして
居
(
ゐ
)
る。」が、
憤
(
いきどほ
)
つたのでは
決
(
けつ
)
してない。
一寸
(
ちよつと
)
の
旅
(
たび
)
でも
婦人
(
をんな
)
である。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
内儀のお延はフト舌を
滑
(
すべ
)
らせて、あわてて口を
緘
(
つぐ
)
みました。聰明さがツイ、女の本能の
憤
(
いきどほ
)
りに破れたといふ樣子です。
銭形平次捕物控:114 遺書の罪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
さうであらう、校内
一流
(
いち
)
の人だとお前も常に
褒
(
ほ
)
めたではないか、その人であるから決してお前を恨んで死ぬ、そんな事はある
筈
(
はず
)
がない、
憤
(
いきどほ
)
りは世間に対してなので
うつせみ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ユダは誰よりも彼自身を憎んだ。十字架に懸つたクリストも勿論彼を苦しませたであらう。しかし彼を利用した祭司の
長
(
をさ
)
たちの冷笑もやはり彼を
憤
(
いきどほ
)
らせたであらう。
西方の人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
彼の
憤
(
いきどほ
)
りと恨みとが、胸の中で煮えくり返つた時だつた。その憤りと恨みとの嵐の中に、徐々に鎌首を擡げて来た一念があつた。それは、云ふまでもなく、復讐の一念だつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
なして居しと語る間も聲を
揚
(
あげ
)
歎
(
なげ
)
き
悲
(
かな
)
しむ有樣に與惣次は
眉
(
まゆ
)
を
顰
(
ひそ
)
めて夫は傳吉が人を殺ししたるに非ず殺した
奴
(
やつ
)
は外に有るべし
然
(
しか
)
し憑司が村長を傳吉に
奪
(
うばは
)
れたりと思ひ違ひ
憤
(
いきどほ
)
りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
大阪は全国の生産物の融通分配を行つてゐる土地なので、どの地方に
凶歉
(
きようけん
)
があつても、すぐに大影響を
被
(
かうむ
)
る。市内の賤民が飢饉に苦むのに、官吏や富豪が奢侈を
恣
(
ほしいまゝ
)
にしてゐる。平八郎はそれを
憤
(
いきどほ
)
つた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
私は
誰
(
たれ
)
をも恨まぬ、私はたゞ私を
憤
(
いきどほ
)
る、私の心を嘆く………
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
ひとり驕傲の威の募るアガメムノーン
憤
(
いきどほ
)
り
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
と
爺
(
ぢい
)
さんは
更
(
さら
)
に
獨
(
ひとり
)
憤
(
いきどほ
)
つた
語勢
(
ごせい
)
を
以
(
もつ
)
ていつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
泣き、
憤
(
いきどほ
)
り、
罵
(
のゝし
)
りぬ。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
怨みと
憤
(
いきどほ
)
りに燃える顏は
歪
(
ゆが
)
んで、キリキリと結んだ唇からは、絲を引いて血が流れます。
銭形平次捕物控:110 十万両の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それよりして
以來
(
いらい
)
——
癇癪
(
かんしやく
)
でなく、
憤
(
いきどほ
)
りでなく、
先生
(
せんせい
)
がいゝ
機嫌
(
きげん
)
で、しかも
警句
(
けいく
)
雲
(
くも
)
の
如
(
ごと
)
く、
弟子
(
でし
)
をならべて
罵倒
(
ばたう
)
して、
勢
(
いきほひ
)
當
(
あた
)
るべからざる
時
(
とき
)
と
言
(
い
)
ふと、つゝき
合
(
あ
)
つて、
目
(
め
)
くばせして
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
女は渠の意に隨はなかつた! 然し乍ら渠は、此侮辱を左程に
憤
(
いきどほ
)
つては居なんだ。醫者の小野山! 彼奴が惡い、失敬だ、人を馬鹿にしてる。何故アノ時顏を出しやがつたか。馬鹿な。
病院の窓
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
手紙を読んだ刹那の陶酔から、醒めるに従つて、夫人に対する
憤
(
いきどほ
)
ろしい心持が、また信一郎の心に甦つて来た。かうした、人の心に喰ひ込んで行くやうな誘惑で、青木淳を深淵へ誘つたのだ。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
ありしは
何時
(
いつ
)
の七
夕
(
せき
)
の
夜
(
よ
)
、なにと
盟
(
ちか
)
ひて
比翼
(
ひよく
)
の
鳥
(
とり
)
の
片羽
(
かたは
)
をうらみ、
無常
(
むじよう
)
の
風
(
かぜ
)
を
連理
(
れんり
)
の
枝
(
ゑだ
)
に
憤
(
いきどほ
)
りつ、
此處
(
こヽ
)
閑窓
(
かんさう
)
のうち
机上
(
きじやう
)
の
香爐
(
かうろ
)
に
絶
(
た
)
えぬ
烟
(
けふ
)
りの
主
(
ぬし
)
はと
問
(
と
)
へば、
答
(
こた
)
へはぽろり
襦袢
(
じゆばん
)
の
袖
(
そで
)
に
露
(
つゆ
)
を
置
(
お
)
きて
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ユウゴオ
咈吁
(
ふつく
)
として答ふらく「天才なり」と。バロツシユその答にや
憤
(
いきどほ
)
りけん
傍人
(
ばうじん
)
に
囁
(
ささや
)
いて云ひけるは、「このユウゴオ氏も聞きしに
勝
(
まさ
)
る狂人なり」と。
仏蘭西
(
フランス
)
の
台閣
(
だいかく
)
亦
(
また
)
這般
(
しやはん
)
の俗漢なきにあらず。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
父に對して
憤
(
いきどほ
)
りドウリキオンに退きき。
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
憤
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
“憤”を含む語句
憤々
憤怒
憤然
御憤
憤懣
鬱憤
憤激
欝憤
憤怨
義憤
憤恨
憤恚
発憤
憂憤
憤気
憤慨
悲憤
余憤
悲憤慷慨
大憤慨
...