“御憤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいきどお25.0%
おいきどほり25.0%
おんいきどお25.0%
おんいきどほ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは、仇討あだうちの真似事を致すほど、義に勇みやすい江戸の事と申し、かつはかねがね御一同の御憤おいきどおりもある事と申し、さような輩を斬ってすてるものが出ないとも、限りませんな。
或日の大石内蔵助 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「奧方の御憤おいきどほりりを思ひやられるのは、御姉弟の情として御尤もですが、曲者を御見逃しになつたのは御手落で御座いました」
せがれ玄蕃はそれをいさめ、主君の御憤おんいきどおりに触れてお手討になりました。それも致し方はございませんが、こんどは次男内匠の嫁、これなる関に無体のことを申し、世にあるまじき御仕打が重なります。
伜玄蕃はそれをいさめ、主君の御憤おんいきどほりに觸れてお手討になりました。それも致し方はございませんが、今度は次男内匠の嫁、これなる關に無體のことを申し、世にあるまじき御仕打が重なります。