“片羽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたは45.5%
かたわ36.4%
かたはね18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「次は誰だ、字喜多うきた氏にしよう。型は当流でのたか片羽かたはだ。右肩を胸板まで切り下げる呼吸だ。用心! 行くぞ! 防いでごらん」
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
父も小さいとき疱瘡をして片目になっているのに、また仲平が同じ片羽かたわになったのを思えば、「偶然」というものも残酷なものだと言うほかない。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ああ祈らしめよ、祈らしめよ、片羽かたはねおとして死身しにみに飛ぶ『生』の險路のまた突きやぶれるやう
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)