“憤恨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふんこん80.0%
いきどおり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武道の執念しゅうねん栄辱えいじょく憤恨ふんこん、常日頃の沈着を失った平馬は、いまは、両眼に、大粒な口惜し涙を一杯に浮かべてさえいる。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
勿論、惣右衛門の下向は、主家没落以来の憤恨ふんこんの火の手を、いちど、消し伏せるためだった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「願くはわが憤恨いきどおりはかられ、わが懊悩なやみのこれと向いて天秤はかりにかけられんことを」というは、友の観察の浅きを責めし語である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)