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憤々
ふりがな文庫
“憤々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぷんぷん
31.8%
ふんぷん
31.8%
ぷん/\
18.2%
ぶつ/\
4.5%
ぶり/\
4.5%
ぷりぷり
4.5%
むかむか
4.5%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぷんぷん
(逆引き)
力松は
憤々
(
ぷんぷん
)
としております。日頃、軽口と男っ振りで、若い女にチヤホヤされる綾吉が、癪にさわってたまらなかったのでしょう。
銭形平次捕物控:026 綾吉殺し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
憤々(ぷんぷん)の例文をもっと
(7作品)
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ふんぷん
(逆引き)
たまり兼ねて起出した樣子、——
火打鐵
(
ひうちがね
)
の音や、荒々しい足音にも、
憤々
(
ふんぷん
)
たる怒りはよく判ります。プーンと匂ふ、
硫黄附木
(
いわうつけぎ
)
の匂ひ。
銭形平次捕物控:075 巾着切の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
憤々(ふんぷん)の例文をもっと
(7作品)
見る
ぷん/\
(逆引き)
憤々
(
ぷん/\
)
として當り散らしてゐる蔀半四郎に訊ねるわけにも行かず、平次は其儘出雲屋を引揚げる外に工夫も無かつたのです。
銭形平次捕物控:063 花見の仇討
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
憤々(ぷん/\)の例文をもっと
(4作品)
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▼ すべて表示
ぶつ/\
(逆引き)
ひどい亜米利加嫌ひで、亜米利加のものとさへ言へば、何一つ
好
(
よ
)
い顔を見せなかつたが、その日も家々の窓からぶら下つた米国の国旗を見ると、すぐ顔を歪めた。そして
憤々
(
ぶつ/\
)
して
連
(
つれ
)
の女をふり向いた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
憤々(ぶつ/\)の例文をもっと
(1作品)
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ぶり/\
(逆引き)
『大きにお世話だよ。』とお大は
憤々
(
ぶり/\
)
して、『お
氣毒
(
きのどく
)
さまだが、松公は
此方
(
こつち
)
が見切をつけて縁を切つたんだよ。
如彼
(
あんな
)
ひよつとこの一人や二人、欲しけりや
何時
(
いつ
)
でも
貴方
(
あなた
)
に上げますよ。』
絶望
(旧字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
憤々(ぶり/\)の例文をもっと
(1作品)
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ぷりぷり
(逆引き)
顔を見合わしても「帰ッたか」ト云う者もなく、「叔母さんは」ト尋ねても返答をする者もないので、文三が
憤々
(
ぷりぷり
)
しながらそのままにして行過ぎてしまうと、
忽
(
たちま
)
ち
後
(
うしろ
)
の方で
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
憤々(ぷりぷり)の例文をもっと
(1作品)
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むかむか
(逆引き)
同志の間には、少しも
聯絡
(
れんらく
)
がとれていない。何か、ちりぢりばらばらな
惰気
(
だき
)
が感じられて、惣右衛門は
憤々
(
むかむか
)
した。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
憤々(むかむか)の例文をもっと
(1作品)
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憤
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
々
3画
“憤”で始まる語句
憤
憤怒
憤懣
憤慨
憤然
憤激
憤怨
憤恚
憤恨
憤悶
“憤々”のふりがなが多い著者
黒岩涙香
魯迅
二葉亭四迷
野村胡堂
吉川英治
徳田秋声
薄田泣菫