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憤々
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ぷん/\
ふりがな文庫
“
憤々
(
ぷん/\
)” の例文
憤々
(
ぷん/\
)
として當り散らしてゐる蔀半四郎に訊ねるわけにも行かず、平次は其儘出雲屋を引揚げる外に工夫も無かつたのです。
銭形平次捕物控:063 花見の仇討
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
先に立つた
内儀
(
おかみ
)
のお米を、梯子段の下から追ひ歸して、大野田仁左衞門がたつた一人、二階にやつて來ました。何んとなく、
憤々
(
ぷん/\
)
とした足取りです。
銭形平次捕物控:294 井戸端の逢引
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
斯
(
か
)
う言ひきつて了ふと、
臆病
(
おくびやう
)
らしい佐太郎もすつかり勇氣づいて、まだ
憤々
(
ぷん/\
)
とした怒りの納まらぬ母親の袖に
縋
(
すが
)
つて、子供のやうにねだるのでした。
銭形平次捕物控:162 娘と二千両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
佐吉は
憤々
(
ぷん/\
)
として作松の物悲しい顏を指すのです。
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
憤
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
々
3画
“憤”で始まる語句
憤
憤怒
憤懣
憤慨
憤然
憤激
憤怨
憤恚
憤恨
憤悶