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憤々
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ふんぷん
ふりがな文庫
“
憤々
(
ふんぷん
)” の例文
たまり兼ねて起出した樣子、——
火打鐵
(
ひうちがね
)
の音や、荒々しい足音にも、
憤々
(
ふんぷん
)
たる怒りはよく判ります。プーンと匂ふ、
硫黄附木
(
いわうつけぎ
)
の匂ひ。
銭形平次捕物控:075 巾着切の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
と、負けず嫌いに、
唾
(
つば
)
をはきちらして、なお
憤々
(
ふんぷん
)
と云いやまなかった。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
たまり兼ねて起出した様子、——
火打鉄
(
ひうちがね
)
の音や、荒々しい足音にも、
憤々
(
ふんぷん
)
たる怒りはよく判ります。プーンと匂う、
硫黄
(
いおう
)
付け木の匂い。
銭形平次捕物控:075 巾着切りの娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
郭図
(
かくと
)
、
審配
(
しんぱい
)
の二大将は、
憤々
(
ふんぷん
)
と、袁紹の前に告げていた。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
憤々
(
ふんぷん
)
として当り散らしている蔀半四郎に訊ねるわけにも行かず、平次はそのまま出雲屋を引揚げる外に工夫もなかったのです。
銭形平次捕物控:063 花見の仇討
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
金五郎の怒りは、
憤々
(
ふんぷん
)
として、どこへでも
焔
(
ほのお
)
を挙げます。
銭形平次捕物控:060 蝉丸の香炉
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
佐吉は
憤々
(
ふんぷん
)
として作松の物悲しい顔を指すのです。
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
憤
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
々
3画
“憤”で始まる語句
憤
憤怒
憤懣
憤慨
憤然
憤激
憤怨
憤恚
憤恨
憤悶