“硫黄附木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いわうつけぎ80.0%
ゆわうつけぎ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たまり兼ねて起出した樣子、——火打鐵ひうちがねの音や、荒々しい足音にも、憤々ふんぷんたる怒りはよく判ります。プーンと匂ふ、硫黄附木いわうつけぎの匂ひ。
平次はおゑつの後姿が廊下に消えると、踏臺を戸棚の前に持つて行き、硫黄附木いわうつけぎを一枚ともして、念入りに戸棚の上を調べ始めました。
焚きつけは硫黄附木ゆわうつけぎの小枝で間に合せ、油はほんの少しばかりの燈油が、行燈あんどんの皿と古い小さい油壺にあるだけ、綿は蒲團でも引つぱがしたら古いのが出て來るかも知れないと言つた程度です。