“硫黄島”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いおうじま57.1%
いおうとう28.6%
いおうしま14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度硫黄島いおうじまあやうしと国内騒然たる時のこととて、日本では卵が立つか立たないかどころの騒ぎでなかったことはもちろんである。
立春の卵 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
いちばんの重罪は、文観僧正で、これは、平家のむかし俊寛しゅんかんがやられた鬼界きかいヶ島しま——つまり硫黄島いおうとう流しときまった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
煙に包まれる硫黄島いおうしまとか、鉄砲で名高い種子島たねがしまとか、恐ろしい物語の喜界きかいしまとか、耳にのみ聞いたそれらの島々を右に見、左に見て進みますと、船は奄美大島あまみおおしま名瀬なぜに立寄って
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)