憤々ぶり/\)” の例文
『大きにお世話だよ。』とお大は憤々ぶり/\して、『お氣毒きのどくさまだが、松公は此方こつちが見切をつけて縁を切つたんだよ。如彼あんなひよつとこの一人や二人、欲しけりや何時いつでも貴方あなたに上げますよ。』
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)