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憤々
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ぷんぷん
ふりがな文庫
“
憤々
(
ぷんぷん
)” の例文
力松は
憤々
(
ぷんぷん
)
としております。日頃、軽口と男っ振りで、若い女にチヤホヤされる綾吉が、癪にさわってたまらなかったのでしょう。
銭形平次捕物控:026 綾吉殺し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ト口に言って、「お勢の帰って来ない内に」ト内心で言足しをして、
憤々
(
ぷんぷん
)
しながら
晩餐
(
ばんさん
)
を喫して宿所を
立出
(
たちい
)
で、
疾足
(
あしばや
)
に
番町
(
ばんちょう
)
へ参って知己を尋ねた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
「あの人達は、わたしを喚びに来ません。あの人達は、自分で運び出しました」阿Qはその話が出ると
憤々
(
ぷんぷん
)
した。
阿Q正伝
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
余は
憤々
(
ぷんぷん
)
と怒って門へ引返し、甚蔵の寝て居る馬車を連れて再び此の台所口まで帰って来た、
馬丁
(
べっとう
)
の力を借り
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
この騒ぎが江戸中に拡がると、三輪の万七は、
憤々
(
ぷんぷん
)
として駆け付け、平次に嫌味の数々を聞かせながら、必死となって探索を始めました。
銭形平次捕物控:084 お染の歎き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
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陳老五は
憤々
(
ぷんぷん
)
しながらやって来た。どんなにわたしの口を抑えようが、わたしはどこまでも言ってやる。
狂人日記
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
その後で、金太と八五郎が、お留の
憤々
(
ぷんぷん
)
たる
忿怒
(
ふんぬ
)
の前に、どんなに深刻な家捜しをしたことか。
銭形平次捕物控:086 縁結び
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
八五郎はまだ
憤々
(
ぷんぷん
)
しております。
銭形平次捕物控:086 縁結び
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
憤
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
々
3画
“憤”で始まる語句
憤
憤怒
憤懣
憤慨
憤然
憤激
憤怨
憤恚
憤恨
憤悶