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『忌々しき「死」の大君は』
ふりがな文庫
『
忌々しき「死」の大君は
(
ゆゆしき「し」のおおきみは
)
』
忌々しき「死」の大君は慈悲の敵なり、 昔より悲の母、 かたくなに、言向けがたき司かな。 われも心に「憂愁」の種を播かれぬ、 いざさらば憂ひて已まじ この舌の君さいなみに倦みぬとも。 われ今ここに君が身をつゆばかりだに 慈悲無しと思ふものから …
著者
アリギエリ・ダンテ
翻訳者
上田敏
ジャンル
文学 > イタリア文学 > 詩
初出
「家庭文芸 創刊号」1907(明治40)年1月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
麗
(
うるは
)
敵
(
あだ
)
仰
(
あふ
)
大君
(
おほぎみ
)
忌々
(
ゆゝ
)
憤
(
いきどほ
)
悲
(
かなしみ
)
鳴
(
なら
)
天
(
あま
)
福
(
さいはひ
)
惠
(
めぐみ
)
憂
(
うれ
)
憂愁
(
いうしう
)
憚
(
はゞか
)
淑女
(
いらつめ
)
毀
(
こぼ
)
司
(
つかさ
)
本性
(
ほんしやう
)
言向
(
ことむ
)
美
(
うつく
)
舌
(
した
)
色香
(
いろか
)
歸依
(
きえ
)
誰
(
たれ
)
倦
(
う
)
種
(
たね
)
禮讓
(
れいじやう
)
已
(
や
)
播
(
ま
)
命
(
いのち
)
塵
(
ちり
)
御空
(
みそら
)
後世
(
ごせ
)