“鬱憤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うっぷん93.3%
うつぷん6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いけませんよ、とど助さん。空ッ腹の鬱憤うっぷんばらしにあんな恐い声を出しちゃ、とても商売にはなりません、やめてもらいましょう」
夫人は、心の中に抑えに抑えていた女性としての平生の鬱憤うっぷんを、一時に晴してしまうように、烈しくほとばしる火花のようにしゃべり続けた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
圓三郎の舌は次第に圓滑ゑんくわつに動きます。最初遠慮してゐたのが、平次の問ひにつれて、次第に日頃の鬱憤うつぷんが點火されて行くのでせう。
今度は、ヘレン・バーンズが私に説明を求めたので、私は私のやり方でもつて、自分の受難と鬱憤うつぷんの物語を早速はじめた。