“僕婢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼくひ66.7%
おとこおんな16.7%
めしつかい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし彼らが園丁えんてい僕婢ぼくひ、等を養うことによって、彼らの収入の支出上直接に労働を使用する限りにおいて、彼らはその作用を蒙るであろう。
僕婢おとこおんなは陰にわが世なれぬをあざけり、子供はおのずから寛大なる父にのみなずき、かつ良人おっとの何事も鷹揚おうように東洋風なるが、まず夫人不平の種子たねなりけるなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
切ってしまって安心とこの二三日近ごろになき好機嫌こうきげんのそれに引きかえて、若夫婦がたなる僕婢めしつかいは気の毒とも笑止ともいわんかたなく、今にもあれ旦那だんながお帰りなさらば、いかに孝行のかたとて
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)