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慍
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いきどお
ふりがな文庫
“
慍
(
いきどお
)” の例文
そう
鰾膠
(
にべ
)
もなく云って、お菓子を喰べてコーヒーを飲むのを、娘は少しばかり
慍
(
いきどお
)
ったような顔で眺めていましたが、やがて、ふと思いついたように
兵士と女優
(新字新仮名)
/
渡辺温
、
オン・ワタナベ
(著)
范邸
(
はんたい
)
は
浚儀
(
しゅんぎ
)
の令たり。二人絹を市に
挟
(
さしはさ
)
み互いに争う。令これを両断し各〻一半を
分
(
わか
)
ちて去らしめ、後人を遣わして
密
(
ひそ
)
かにこれを察せしむ。一人は喜び、一人は
慍
(
いきどお
)
る色あり。
加利福尼亜の宝島:(お伽冒険談)
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
慍
(
いきどお
)
りを
怺
(
こら
)
えて、氏を家に招いて懇談し、また同じ一高教師であった片山敏彦君からも説得してもらうように頼んだが何もかも無効で、ワ氏はそのままプイと帰国してしまった。
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死――
(新字新仮名)
/
長与善郎
(著)
慍
漢検1級
部首:⼼
13画