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『兵士と女優』
ふりがな文庫
『
兵士と女優
(
へいしとじょゆう
)
』
オング君は戦争から帰って、久し振りで街を歩きました。軒並のハイカラな飾窓の硝子に、日やけして鳶色に光っている顔をうつしてみました。高価なネクタイだのチェッコスロバキヤの硝子細工だのを売る店の様子は戦争に行く前とちっとも変っていませんでした。 …
著者
オン・ワタナベ
著者
渡辺温
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「探偵趣味」1928(昭和3)年7月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
容易
(
やす
)
慍
(
いきどお
)
覗
(
ねら
)
撮
(
うつ
)
陥穽
(
おとしあな
)
戦
(
いくさ
)
紅棒
(
リップスティック
)
鳶色
(
とびいろ
)
他人
(
ひと
)
鰾膠
(
にべ
)
莫迦
(
ばか
)
膏血
(
こうけつ
)
硝子
(
ガラス
)
皆目
(
かいもく
)
暴虐
(
ぼうぎゃく
)
暗雲
(
やみくも
)
提督
(
ていとく
)
態々
(
わざわざ
)
夙
(
つと
)
塹壕
(
ざんごう
)
堪
(
たま
)
吐
(
つ
)
何処
(
どこ
)