“紅棒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べにぼう33.3%
リップスティック33.3%
ルウジュ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつも枕もとに置いてゐるハンドバッグから、紅棒べにぼうを出して唇へ塗つてやつたが、少しものびなかつた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
「つまんねえなあ」と、そこで娘は口を尖らすと、紅棒リップスティックを出してその唇を染めながら、ハンドバッグの鏡を横目で睨みました。
兵士と女優 (新字新仮名) / 渡辺温オン・ワタナベ(著)
顔をこってり塗って、まゆに軽く墨をき、アイ・シェドウなどはあまり使わなかったが、紅棒ルウジュくちびる柘榴ざくろの花のように染めた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)