“紅味”の読み方と例文
読み方割合
あかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
久しぶりに十兵衛は、父の血色に壮者のような紅味(あかみ)を見た。しかし云い終るとすぐ、鬢髪(びんぱつ)の霜(しも)をそそげ立てて烈しく咳(せ)き入(い)った。
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
またある時は花のやうに白い中(うち)にも自然と紅味(あかみ)を含んで、若く、清く、活々とした顔付をして居るやうな人であつたに相違ない。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
たとえば彼女の紅味(あかみ)のさした豊かな頬は、青白い首の血色と対照される時に、その本来の紅さよりも以上に生き/\としたものに思えたであろう。