“紅味勝”の読み方と例文
読み方割合
あかみが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と主婦は食堂の窓の側に立って、黄昏時たそがれどきの空気のために紅味勝あかみがちな紫色に染まった産科病院の建築物たてものを岸本にして見せた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
光沢つやのあるほおの色は紅味勝あかみがちな髪の毛と好く調和して、一層この人を若々しく見せた。小竹には、岸本はもっと親しみにくいような人を想像していた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)