“ばうき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掃木50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その柵内に直立して、天を突くさかさ掃木ばうきの樣に高い白楊樹の數々と、昨年の火災に燒け殘つた輪廓ばかりの道廳の赤煉瓦とを再び見ると、急になつかしい友人に近づいて來た氣になる。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
ガラツ八はもてあそばれて居るやうな憤懣と、妙に腹の底からコミ上げて來る愉悦を感じました。女の調子には、皮肉な色つぽさがあつて、羽根ばうきで顏中を撫で廻されるやうな心持だつたのです。