“箒草”の読み方と例文
読み方割合
ほうきぐさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが最初の夜から歳子を一番驚かしたのは、一面茫々ぼうぼうと生えてゐる夏草だつた。野菊もあれば箒草ほうきぐさもあるが、かく、庭全体を圧倒して草の海原うなばらの感じだつた。
夏の夜の夢 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
彼らは一緒に葡萄ぶどう畑や、林や、馬鈴薯ばれいしょ畑に出掛けて行く。そしてある時は野菜を、ある時はまだあお箒草ほうきぐさをという風に、あれや、これや、日によっていろんなものを積んで帰る。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
チブシ 箒草ほうきぐさの実というが、あるいは特に食用に適した一種があるのかも知れない。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)