“羽根箒”の読み方と例文
読み方割合
はねぼうき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「はい、これだけであります。これは、塗料の棒を包んであった油紙を、よく注意して、羽根箒はねぼうきではき、やっとこれだけの粉を得たのです」
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それから、お前、帆立貝の猿股さるまた穿いた象の脚、剃刀かみそり入れ、元禄袖、模範煙突えんとつ羽根箒はねぼうき、これは棕櫚しゅろの木、失敬。
ガラッ八はもてあそばれているような憤懣ふんまんと、妙に腹の底からコミ上げてくる愉悦を感じました。女の調子には、皮肉な色っぽさがあって、羽根箒はねぼうきで顔中をで廻されるような心持だったのです。