“羽根蟻”の読み方と例文
読み方割合
はねあり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……寝つけない夜床の上で、彼はよく茫然と終末の日の予感におののいた。焚附たきつけを作るために、彼は朽木におのをあてたことがある。すると無数の羽根蟻はねあり足許あしもとの地面をい廻った。
苦しく美しき夏 (新字新仮名) / 原民喜(著)