“羽根布団”の読み方と例文
読み方割合
はねぶとん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫も私が眼を覚ましかけたのに気がついて私に羽根布団はねぶとんと毛布を着せ、枕元の螢光燈を消し、フローアスタンドのシェードの上に覆いを被せた。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「車? 車はもう来ています」伯母はなぜか他人のように、叮嚀ていねいな言葉を使っていた。そこへ着物をあらためた妻も羽根布団はねぶとんやバスケットを運んで来た。
子供の病気:一游亭に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
しばらく寝つかれないで、彼らは羽根布団はねぶとんの中でもぞもぞしている。おじさんがいう——
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)