“はねぶとん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
羽蒲団50.0%
羽根布団27.8%
羽根蒲団16.7%
羽毛蒲団5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぜって、彼は寝台の上にかかっている薄い羽蒲団はねぶとんの間から怪塔王の目がじっとこっちをにらんでいるのを発見したからです。
怪塔王 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「車? 車はもう来ています」伯母はなぜか他人のように、叮嚀ていねいな言葉を使っていた。そこへ着物をあらためた妻も羽根布団はねぶとんやバスケットを運んで来た。
子供の病気:一游亭に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
羽根蒲団はねぶとんなんかに寝て(医者がだぜ!)それで夜中に患者のために起きて行く……ところが、三年もたつと、君は患者のために起きるようなことはなくなるよ……ちょっ、いまいましい
人は生活を赤裸々にして羽毛蒲団はねぶとんの暖さと敷布しきふ真白ましろきが中に疲れたる肉を活気付けまた安息させねばならぬ。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)