“帚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうき68.8%
はうき12.5%
はゝき6.3%
ぼうき6.3%
ハウキ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
………耕助が路端みちばたの草を引き抜いてほうきのような束を作って持っているのを何にするのかと思ったら、それに蛍を留まらせて捕えるのであった。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
こしもとをしてはうきひともたいまつごとくにしてあまねせしむ。令史れいしあわまどひて、かたはらにありおほいなるかめなか匐隱はひかくれぬ。須臾しばらくしてつまはやうまりてゆらりと手綱たづな掻繰かいくるに、はうきしたり、こしもとるべきものなし。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はゝきあとせやらず
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
同じ地方の荒物屋で、「すべぼうき」と呼ぶものを売っています。「すべ」は草の名でありましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
ウグヒスをほゝき鳥、ハウキをはゝき、蕗をふゝきなど言ふ風に表すことが多かつた。此ひゝなも其一例である。
雛祭りの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)