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放棄
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はうき
ふりがな文庫
“
放棄
(
はうき
)” の例文
余
(
よ
)
は
曾
(
かつ
)
て
如此
(
かくのごと
)
き事を
試
(
こゝろ
)
みし事なし、
否
(
い
)
な
試
(
こゝろ
)
みて
其
(
その
)
甚
(
はなは
)
だ
馬鹿気
(
ばかげ
)
切
(
きつ
)
たる事を
認
(
みと
)
めたれば
全然
(
ぜん/\
)
之を
放棄
(
はうき
)
せり、
道
(
みち
)
を
行
(
おこな
)
ふ
事
(
こと
)
是
(
こ
)
れ
道
(
みち
)
を
説
(
と
)
く事なり
問答二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
否
(
いな
)
、一
代
(
だい
)
のうちでも、
家
(
いへ
)
に
死者
(
ししや
)
が
出來
(
でき
)
れば、その
家
(
いへ
)
は
汚
(
けが
)
れたものと
考
(
かんが
)
へ、
屍
(
しかばね
)
を
放棄
(
はうき
)
して、
別
(
べつ
)
に
新
(
あたら
)
しい
家
(
いへ
)
を
作
(
つく
)
つたのである。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
空
(
そら
)
に
冴
(
さ
)
えた
月
(
つき
)
は
放棄
(
はうき
)
してある
手水盥
(
てうづだらひ
)
を
覗
(
のぞ
)
いては
冷
(
ひやゝ
)
かに
笑
(
わら
)
うて
居
(
ゐ
)
る。
彼等
(
かれら
)
が
餘
(
あま
)
りに
暇
(
ひま
)
どつて
居
(
ゐ
)
れば
月
(
つき
)
はこつそりと
首
(
くび
)
を
傾
(
かたむ
)
けて
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
の
間
(
あひだ
)
から
覗
(
のぞ
)
いて
見
(
み
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
これは完全に善良なる市民の資格を
放棄
(
はうき
)
したと見るべきである。善良なる市民たると同時に勇敢なる
自警団
(
じけいだん
)
の一員たる僕は菊池の為に
惜
(
をし
)
まざるを得ない。
大正十二年九月一日の大震に際して
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
彼の友情は私にとつては價値あるものであり、それを失ふことは
辛
(
つら
)
い試練であつた。私はそれを再び贏ち得る爲めの努力を、さう直ぐに
放棄
(
はうき
)
しようとは思はなかつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
つまり、
畑
(
はた
)
に
開
(
ひら
)
き
難
(
にく
)
いので
其儘
(
そのまゝ
)
放棄
(
はうき
)
されて
居
(
ゐ
)
る、それだけ
貝層
(
かいそう
)
が
深
(
ふか
)
いのである。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
放
常用漢字
小3
部首:⽁
8画
棄
常用漢字
中学
部首:⽊
13画
“放”で始まる語句
放
放蕩
放埒
放擲
放火
放縦
放恣
放逐
放肆
放埓