“鴎外”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうがい85.2%
おうぐわい14.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の想像する新文学——そのころの新文学というと申すまでもなく尾崎紅葉おざきこうよう幸田露伴こうだろはん崛起くっきした時代で、二氏を始め美妙びみょう鴎外おうがい
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
どうも、みんな、い言葉を使い過ぎます。美辞を姦するおもむきがあります。鴎外おうがいがうまい事を言っています。
わが愛好する言葉 (新字新仮名) / 太宰治(著)
或曇つた冬の日の午後、僕等は皆福間先生のひつぎ今戸いまどのお寺へ送つて行つた、お葬式の導師だうしになつたのはやはり鴎外おうぐわい先生の「二人ふたりの友」の中の「安国寺あんこくじさん」である。
二人の友 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
鴎外おうぐわい先生を主筆とせる「しがらみ草紙さうし」第四十七号に、謫天情僊たくてんじやうせん七言絶句しちごんぜつく、「読罪与罰上篇つみとばつじやうへんをよむ」数首あり。泰西たいせいの小説に題するの詩、嚆矢かうし恐らくはこの数首にあらんか。