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鴎外
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おうぐわい
ふりがな文庫
“
鴎外
(
おうぐわい
)” の例文
或曇つた冬の日の午後、僕等は皆福間先生の
柩
(
ひつぎ
)
を
今戸
(
いまど
)
のお寺へ送つて行つた、お葬式の
導師
(
だうし
)
になつたのはやはり
鴎外
(
おうぐわい
)
先生の「
二人
(
ふたり
)
の友」の中の「
安国寺
(
あんこくじ
)
さん」である。
二人の友
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
鴎外
(
おうぐわい
)
先生を主筆とせる「しがらみ
草紙
(
さうし
)
」第四十七号に、
謫天情僊
(
たくてんじやうせん
)
の
七言絶句
(
しちごんぜつく
)
、「
読罪与罰上篇
(
つみとばつじやうへんをよむ
)
」数首あり。
泰西
(
たいせい
)
の小説に題するの詩、
嚆矢
(
かうし
)
恐らくはこの数首にあらんか。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
僕は一高へはひつた時、
福間
(
ふくま
)
先生に
独逸
(
ドイツ
)
語を学んだ。福間先生は
鴎外
(
おうぐわい
)
先生の「
二人
(
ふたり
)
の友」の中のF君である。「二人の友」は当時はまだ活字になつてはいなかつたであらう。
二人の友
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
鴎外
(
おうぐわい
)
先生の短篇の如き、それらと同時に発表されし「冷笑」「うづまき」等の諸作に比ぶれば、今猶清新の気に富む事、
昨日
(
きのふ
)
校正を済まさせたと云ふとも、
差支
(
さしつか
)
へなき位ならずや。
雑筆
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
病
聊
(
いささ
)
か
快
(
こころよ
)
きを覚ゆ。床上「
澀江抽斎
(
しぶえちうさい
)
」を読む。嘗て小説「
芋粥
(
いもがゆ
)
」を
艸
(
さう
)
せし時、「
殆
(
ほとん
)
ど全く」なる語を用ひ、久米に笑はれたる記憶あり。今「抽斎」を読めば、
鴎外
(
おうぐわい
)
先生も
亦
(
また
)
「殆ど全く」の語を用ふ。
大正十二年九月一日の大震に際して
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
鴎
漢検準1級
部首:⿃
15画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“鴎外”で始まる語句
鴎外漁史
鴎外忌