“撤回”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てっかい81.8%
てつくわい18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この後の、御方針は、何となされるか。いったん小牧の兵は撤回てっかいされても、ゆくゆくのお考えもまた、おもちでござろうが
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
智子が必死の思案の果てに思極めたことは——智子がなまじ自分の智能を過信して夫を眼開きの世界へ連れて来ようとした無理を撤回てっかいすることだった。
明暗 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
曲者は玄關からも雨戸からも入るのではないといふことは、判り過ぎるほど判つて居りますから、今夜は外の警戒を一切撤回てつくわいして、三十幾人の頭をすつかり家の中に集中してしまひました。
僕は又「へええ、それも譃か」と忽ち自説(?)を撤回てつくわいした。