“撤廃”の読み方と例文
読み方割合
てっぱい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳川三〇〇年の幕府ばくふが倒れて多くの大名だいみょうが、それぞれ国境を撤廃てっぱいしてめいめいが持っていたさむらいすなわち、軍隊をやめ
私の思い出 (新字新仮名) / 柳原白蓮(著)
迅速な研究が行われ、連日、さかんな討議のもとに、ここに、従来の徳川式兵制は撤廃てっぱいされ、代るに、信玄流の軍法に時代の創意を加味した——新三河流軍制が採用された。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一国、二国、三国と領地を拡げてゆくたびに、そこらの関所はことごと撤廃てっぱいしてしまい、橋を架け、道路をひらき、そして自己を中心とする文化の放射線を外へ外へ向けて行った。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)