『明暗（めいあん）』

智子が、盲目の青年北田三木雄に嫁いだことは、親戚や友人たちを驚かした。 「ああいう能力に自信のある女はえて物好きなことをするものだ」 「男女の親和力というものは別ですわ。夫婦になるのは美学のためじゃあるまいし」 批評まちまちであった。 智子 …

著者	岡本かの子
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「むらさき」1937（昭和12）年1月号
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約12分（500文字/分）
朗読目安時間	約20分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

呆（ほお） 計（はから） 度（た） 僻（ひがみ） 爽（さわや） 詰（なじ） 労（いたわ） 絡（から） 滾々（こんこん） 潰（つぶ） 濶達（かったつ） 無垢（むく） 燥（はしゃ） 頼母（たのも） 生姜（しょうが） 皓々（こうこう） 盲目（めくら） 紬絣（つむぎかすり） 蹲（うずくま） 聊（いささ） 茅花（つばな） 伴侶（はんりょ） 茲（ここ） 菫（すみれ） 蓬（よもぎ） 蝉（せみ） 障子（しょうじ） 忿懣（ふんまん） 其処（そこ） 勢逞（いさ） 単衣（ひとえ） 呆（あき） 喪（うしな） 如何（いか） 姻戚（いんせき） 嫂（あによめ） 序（ついで） 度々（たびたび） 泛（うか） 恰好（かっこう） 恰度（ちょうど） 手頼（たよ） 抛（ほう） 拘（かかわ） 揃（そろ） 撤回（てっかい） 撫（な） 杖（つえ） 殆（ほとん）

題名が同じ作品

明暗 （新字新仮名）／ 夏目漱石 （著）