“焦土”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうど73.3%
せうど20.0%
こげつち6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ながあいだ自然しぜん栄枯盛衰えいこせいすいてきた、偉大いだいははである太陽たいようは、まちけて焦土しょうどとなったそのから、した見下みおろして、こういいました。
春はよみがえる (新字新仮名) / 小川未明(著)
その東京はもう消えせたのですから、同じ東京とは云ふものの、何処どこか折り合へない感じを与へられてゐました。それが今焦土せうどに変つたのです。
その真黒な焦土こげつちが、昨夜来の降雨のために、じとじと泥濘ぬかるんでいるので、その上には銀色をしたくらのような形で、中央の張出間アプスが倒影していた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)