“夜明前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よあけまへ66.7%
よあけまえ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見よ其節そのせつの盜人であらうがなと申さるゝに馬士まごはヘイ御意に御座りますいま夜明前よあけまへとは申ながら挑灯ちやうちんも御座りました故隨分ずゐぶんたしかに見覺えてをります成程此者に相違は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
近頃ちかごろ御米およね時々とき/″\夜明前よあけまへくるまおといておどろかされることがあつた。さうしてそれおもはせると、何時いつ似寄によつた刻限こくげんなので、必竟ひつきやう毎朝まいあさおなくるまおなところとほるのだらうと推測すゐそくした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
その翌十四日の夜明前よあけまえから骨を折って、そうして午後一時四十分に頂上へ着きましたのが、あの名高いアルプス登攀記とうはんきの著者のウィンパー一行でありました。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)