“よあけまえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
五更33.3%
夜明前33.3%
暁前33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしまたしばらくするとそれは、甘いようなすすり泣きに変り、夫婦らしい密語にしいんとひそまッて、なお、しゅくしゅくと、五更よあけまえ残灯あかめもともにまたたきいているふうだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その翌十四日の夜明前よあけまえから骨を折って、そうして午後一時四十分に頂上へ着きましたのが、あの名高いアルプス登攀記とうはんきの著者のウィンパー一行でありました。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
源は暁前よあけまえに起されて、馬小屋へ仕度に参りましたが、馬はさすがに昨日の残酷な目を忘れません。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)