“ごこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
後光39.6%
五更17.0%
御幸13.2%
御光7.5%
呉興5.7%
五劫3.8%
光輪1.9%
呉高1.9%
呉公1.9%
呉江1.9%
後光輪1.9%
御香1.9%
毫光1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西郷隆盛さいごうたかもりのそばにいると心地ここちよくおう身体からだから後光ごこうでも出ているように人は感じ、おうは近づくとえりを正さねばならぬほど威厳いげんがあった。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
夜に入り夜がけると共に、太い火柱の影が、月の空へ突きとおって見えた。そしてすでに五更ごこうの暁に近いころ……。
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上皇の御幸ごこうであっても、お供の公卿たちは急造のいおりに草枕することもあったのだが、それにしてもこうした交通の自由感の生れてきていたことが
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
またすこぶる不可能なやり方です。神の御名みなを金文字で大きく書いてある部分は残らず叮嚀に切取ってある。そのほかにこの手をくっている箇所は嬰児基督キリスト御頭みあたまを飾る御光ごこうである。
孫恩そんおんが乱を起したときに、呉興ごこうの地方は大いに乱れた。なんのためか、ひとりの男が蒋侯しょうこうびょうに突入した。蒋子文しょうしぶん広陵こうりょうの人で、三国のの始めから、神としてここに祀られているのである。
五劫ごこう思惟しいなわしろに
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もしまたあやまってマホメットしゅうモルモンしゅうなぞの木偶もくぐう土像などに近づく時は現当二世げんとうにせ御罰おんばちあらたかにして光輪ごこう火輪かりんとなし一家いっけをも魂魂こんぱくをも焼滅やきほろぼし玉うとかや。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
箇程かほどまでに迷わせたるお辰め、おのれも浮世の潮に漂う浮萍うきくさのようなさだめなき女と知らで天上の菩薩ぼさつと誤り、勿体もったいなき光輪ごこうまでつけたる事口惜し、何処いずこ業平なりひらなり癩病なりんぼなり、勝手に縁組、勝手にたのしめ。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
遼東りょうとう江陰侯こういんこう呉高ごこうを永平よりい、転じて大寧たいねいに至りて之を抜き、ねい王を擁してかんに入る。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
長興侯ちょうこうこう耿炳文こうへいぶんを大将軍とし、李堅りけん寧忠ねいちゅうえて北伐せしめ、又安陸侯あんりくこう呉傑ごけつ江陰侯こういんこう呉高ごこう都督ととく都指揮としき盛庸せいよう潘忠はんちゅう楊松ようしょう顧成こせい徐凱じょがい李文りぶん陳暉ちんき平安へいあんに命じ、諸道並び進みて
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
其父そのちちたたかひて(七三)くびすめぐらさずして、つひてきせり。呉公ごこういままた其子そのこふ。せふ(七四)其死所そのししよらず。ここもつこれこくするなり
めに(七二)これふ。そつははこれいてこくす。ひといはく、『そつにして將軍しやうぐんみづか其疽そのしよふ。なんこくするをす』と。ははいはく、『しかるにあらず。往年わうねん呉公ごこう其父そのちちふ。 ...
呉江ごこう邑丞ゆうじょう鞏徳きょうとく蘇州府そしゅうふの命を以て史彬が家に至り、官を奪い、かつ曰く、聞く君が家建文けんぶん皇帝をかしずくと。ひん驚いて曰く、全くそのこと無しと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
同乗するもの八人、程、しょう、楊、牛、ひょう、宋、史なり。は皆涙をふるって別れまいらす。帝は道を溧陽りつように取りて、呉江ごこう黄渓こうけいの史彬の家に至りたもうに、月のおわりを以て諸臣またようやあいあつまりて伺候しこうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
梅桃桜菊色々の花綴衣はなつづりぎぬ麗しく引纏ひきまとわせたる全身像ほれた眼からは観音の化身けしんかとも見ればたれに遠慮なく後光輪ごこうまでつけて、天女のごとく見事に出来上り、われながら満足して眷々ほれぼれとながめくらせしが
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
顔を上げると、御香ごこうみやの白い塀の上に、硝煙が、噴出しては、風に散り、散っては、噴き出し、それと同時に、すさまじい音が、森に空に、家々に反響していた。
近藤勇と科学 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
それが何故なぜか遠藤には、かしら毫光ごこうでもかかっているように、おごそかな感じを起させました。
アグニの神 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)